【AUTOMATIC1111】StableDiffusionをローカルに導入する

本記事では、画像生成AI「Stable Diffusion」をローカル環境に導入する方法について解説します。

現在主流のGUI

現在主流のGUIとして、NMKD版とAUTOMATIC1111版の２種類があります。

それぞれ以下の特徴があるので、好みの方を使いましょう。

NMKD Stable Diffusion GUIの特徴

良い点

・インストールが簡単、ワンクリックで導入が完了する。

悪い点

・AUTOMATIC1111版と比較して機能が少ない。

AUTOMATIC1111 WebUIの特徴

良い点

・機能が豊富、通常の画像生成から絵柄の学習まで大抵のことは出来る。

悪い点

・NMKD版と比較して導入が複雑。

推奨動作条件

NMKD版の推奨動作条件は上記の通りです。

AUTOMATIC1111版については記載がありませんが、ほぼ同じと考えていいでしょう。

NMKD Stable Diffusionの導入

NMKD Stable Diffusionの導入はこちらの記事を参考にして下さい。

AUTOMATIC1111 WebUIの導入

Pythonのインストール

上のリンクからWindows installer (64-bit)をダウンロード。

ダウンロードしたexeをクリック。

Add Python 3.10 to PATHにチェックを入れ、Install Nowをクリック。

警告が出た場合、OKを押して続行。

インストールが開始されます。

Setup was successfulと表示されたらインストール完了です。

gitのインストール

上のリンクから64-bit Git for Windows Setupをダウンロード。

ダウンロードしたexeをクリック。

警告が出た場合、OKを押して続行。

ライセンスを確認し、Nextをクリック。

インストール場所を選択します。特にこだわりが無ければそのままで次へ。

何をインストールするかを選択します。そのままで次へ。

スタートメニューにショートカットを作成するかの選択。そのままで次へ。

エディターの選択、デフォルトのままで次へ。

これ以降の設定はプログラマー向けなので、変えたいものが無ければそのままNextをクリック。

Installをクリックしてインストール。

Completing the Git Setup Wizardが表示されたらインストール完了です。

モデルのダウンロード

上のリンクからHugging Faceにアクセス、右上のSignUpからアカウント作成。

メールアドレスとパスワードを入れてNext。

UsernameとFullnameを入力し（他は任意）、I have read～にチェックを入れアカウント作成。

左上の検索窓にstablediffusionと入力。

runwayml/stable-diffusion-v1-5をクリック。

利用規約を読み、Agree and access repositoryをクリック。

Files and versionsタブから、v1-5-pruned.ckptをダウンロード。

後で使うので、分かりやすい場所に置いておいて下さい。

GFPGANのダウンロード

上のリンクからGFPGANv1.4.pthをダウンロード。

同様に後で使いますので、分かりやすい場所に置いておきましょう。

AUTOMATIC1111 WebUIのインストール

Cドライブ直下にStableDiffusionフォルダを作成。

（名前は何でもいいです。当記事ではStableDiffusionフォルダとします）

作成したフォルダを開きます。

フォルダの場所をコピー。（上の画像の部分をクリックすると選択できます）

このフォルダは開いたままで次へ。

メニューからコマンドプロンプトを起動する。

# 当記事と同じ場合
cd C:\StableDiffusion

cd <コピーしたフォルダの場所>を入力し、エンターキーを押す。

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

上のコマンドを入力後、エンター。リポジトリがクローンされます。

コマンドプロンプトはそのままにして、一旦フォルダの方へ戻ります。

stable-diffusion-webuiフォルダが作成されているのでクリック。

ダウンロードしておいたGFPGANv1.4.pthをstable-diffusion-webuiフォルダ直下に配置。

同じくダウンロードしていたv1-5-pruned.ckptをmodels\Stable-Diffusionフォルダに配置。

コマンドプロンプトへ戻ります。

cd stable-diffusion-webui

上のコマンドを入れ、stable-diffusion-webuiフォルダに移動。

webui-user.bat

webui-user.batと入力し、エンター。インストールが開始されます。

インストールに成功すると、上の画像のようになります。

Running on local URLに表示されているURLをコピーして、ブラウザでアクセス。

WebUIが表示されたら完了です！

Promptボックスに生成したい絵のプロンプトを入れ、Generateをクリックすると生成されます。

終了方法

コマンドプロンプトでCtrl+Cを入力。

バッチ ジョブを終了しますか (Y/N)?と聞かれるのでyを入力しエンター。

以上で終了します。

次回以降の起動方法

インストールしたフォルダに行き、webui-user.batをクリックして起動。

Running on local URLに表示されているURLにアクセスします。

AUTOMATIC1111 WebUIの更新

stable-diffusion-webuiフォルダを右クリックし、Git Bash Hereを選択。

ウィンドウが出るので、git pullと入力しエンター。

更新が終わったらXボタンで消してOKです。